レーザー印字とは
レーザー印字はインクを使用せず、レーザービームのエネルギーで素材に刻印等をすることにより、半永久的に印字が消えない、微細な印字が可能といった特徴から幅広い産業分野で利用されている。 レーザー印字は、印刷や打刻とは異なり次の様な加工上の特長を持っています。
- 非接触による印字だから安定した品質の維持、印字の物理的、化学的な強度が高い（不滅性）。
- 各種素材に最適なレーザーの照射条件が、コンピュータ制御で容易にできる作業性の良さ。
- 絵柄、文字、レイアウトの変更がデータのみで行えるため、版下制作コストが発生しない。
- インキや溶剤を使用しないので環境に与える影響が少ない。
- 直接近づきにくい場所や、あらゆる形状に合わせた印字が可能であり、生産ラインへの組み込みも容易である。
この様な特長を生かして、以下の様な用途にレーザー印字が応用されています。
- 部品及び装置の特定 （純正部品）
- 製品の起源表示 （製造年月日、賞味期限等）
- 製品毎に印字や、絵柄の変更が必要な用途
- 各部品毎の固有情報 （シリアルナンバー）
- 詐欺、偽造に対する保護
- 熱湯、有機溶剤、油脂等に触れるなどの厳しい環境で使用される製品
